北欧と日本に通ずるものを探る

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北欧という響きが好きすぎる日本人。私もその一人ですが、この前、AmazonのKindleコーナーで面白そうな電子書籍見つけました。

北欧に学べ なぜ彼らは世界一が取れるのか

北欧に学べ なぜ彼らは世界一が取れるのか 週刊ダイヤモンド 特集BOOKS

以下に並べたキーワードはこの本の中で取り上げられている北欧関係の企業やサービスです。中には『エストニア』のように国全体が面白い取り組みをしているのものもあります。

LEGO、ノキア、ボルボ、イケア、SpotifySkype、ムーミン、マリメッコ、イッタラ、アラビア、フィンエアー、エストニア、バイキング、スーパーセル、ロビオ、スラッシュアジア、エリクソン、H&M、アバ、スウェーデン音楽、マックス・マーティン

この中からいくつかピックアップしてみたいと思います。

世界への挑戦 IKEA イケア

北欧デザインともよく言いますが、私も大好きIKEA イケアは誰もが知っている大型家具屋さんですよね。本書でもかなり取り上げられています。モデルルームのような展示で見てまわるだけでも楽しい2階と、食器や寝具、照明から植栽まで、ありとあらゆる身の回りのものが揃えられる1階、これがイケアの店舗の基本構成。そして家具は基本的には持ち帰り&自分で組み立て、これにより北欧仕込みのデザイン家具を安価で手に入れられるというのが特徴です。家具のコストを下げるための取り組みのひとつに、木の細かいクズを集めてプレスして作った木板がイケアの家具ではよく使われていますよね。(モデル名でいうとBILLYビリーの書棚やBESTÅベストーなどはイケアを代表するシンプル家具)

スウェーデンを代表する車メーカーVOLVO ボルボ

スウェーデンの車メーカーといえば VOLVO ボルボ。最近のボルボはすごくいいですね。現行のデザインは時代を捉えつつも進化したボルボらしさを見事にデザインに落とし込んでいるように思います。昔の角ばってた時代が良かったなんて意見も聞こえてきたりもしますが、私は今のデザインの方が断然好き。だってかっこいいですよ実際。KONFIGのオフィス近くにもVOLVO STUDIO AOYAMAという展示カーとカフェ併設のお店が最近できました、今度行ってみたいと思います。

日本人にハマったムーミンの魅力

日本でのムーミンブームが再燃しています。昭和の時代にテレビ放送されていたのが第一次ムーミンブーム。そして現在の第二次ブームは、原作イラストを使ったグッズや企業とのコラボ商品などがよく見かけられます。ムーミンを求めてフィンランドへ旅行に行く日本人も増えているみたいですね。フィンエアー(フィンランド航空)の直航便で短時間でフィンランドに行けるのも追い風なのでしょうか。でもなによりも『ムーミン』という名前が日本人に馴染みやすかったというのは間違いないでしょうね。ネーミング大事ですから。

Spotifyとスウェーデン音楽

私も毎日使っている音楽アプリ『Spotify』(スポティファイ)は日本でも2016年から利用できるようになりました。無料で音楽が聴ける時代がくるなんて想像もしていませんでした。ビジネスモデルもちゃんと考えられており、有料のプレミアム会員と無料会員の差別化もきちんと図られています。

スウェーデンはポップス音楽の聖地と言っても過言ではありません。マックス・マーティンという音楽プロデューサーはご存知ですか?彼を知らなくても、彼が作った音楽なら誰もが絶対耳にしたことがある曲ばかりだと思います。たとえば、

Shake It Off – Taylor Swift
日本でも大人気テイラー・スウィフトの大ヒット曲といえばこれ。

I Want It That Way – Backstreet Boys
2000年前後の空前のアイドルグループブームの中心にいたバックストリート・ボーイズ(略してBSB)の一番の代表曲。私実はBSBの大ファンでした。この曲は何度歌ったことか。。

It’s Gonna Be Me – N’Sync
アイドルグループ続いてごめんなさい!でもね、私はBSB以上にこちらのN’Syncが世界で最も好きなグループだったんです!え?知らない?真ん中にいる男性はジャスティン・ティンバーレイクですよ!そう、彼が所属していたグループなんですね〜。日本ではN’Syncというグループ名が呼びにくいせいかBSBに全部持っていかれちゃいました。ちなみに呼び方は『インシンク』です。エヌシンクじゃないですよ。

他にもブリトニー・スピアーズやケイティ・ペリーなどなど、ともかくメガヒット曲連発しまくりの世界一の音楽プロデューサーといえるでしょう。もっと知りたい方はWikipediaで調べてみてください。

ちょっとアイドルグループネタに熱が入ってしまいましたが、スウェーデンにはその他にも伝説のポップスグループ『ABBA アバ』がいましたね。私は初めてABBAのCDを聴いた時は衝撃が走りましたからね。王道であり、懐かしくもあり、哀愁もあり、ポップスの魅力がいっぱい詰まっています。これから作曲家になりたいと思っている方は絶対にABBAを聴いておくべきですね。

そして、私も大好きAVICII アヴィーチーもスウェーデン人。EDMを進化させて新たな方向性をもたらせた男。さらにこのアヴィーチーが出演できなくなったライブの代役として抜擢され一躍スターDJへと駆け上っていったのがノルウェー人のKYGO(カイゴ)。今日本でも若者の間でKYGO人気が高まっています。2016年のノーベル賞前夜祭や2016年のリオオリンピック開会式でもパフォーマンスをしていましたね。彼が得意とするトロピカルハウスというジャンルは、この夏のULTRA JAPANでも大いに会場を沸かせてくれました。とりあえず彼の『Firestone』という曲、知らない方は是非聴いてみてください。

Firestone ft. Conrad Sewell – KYGO

音楽ネタですごい長く書きすぎてしまいましたね。でもそれくらい音楽業界にとっても北欧は欠かせない(特にスウェーデン)存在なのです。音楽、インテリア・家具、キャラクター、IT・ネットサービスなどなど、日本の繊細さと通じる部分は非常に多く、冬は夜が長く寒い国も多いせいか、どこか哀愁も感じます。日本にも四季があるからなのか、同じような気持ちを感じ取れるのかもしれませんね。北欧の国、どこでもいいから行ってみたいなぁ。それではまた。