娘大喜び!星野リゾート「界 川治」で里山体験
いまや誰もが知っている星野リゾート。でも、ひとくちに星野リゾートといっても様々な種類のホテルブランドが用意されており、2018年にもう一つ新たなブランド「OMO」が誕生することで全部で4つのブランドが展開されることになります。
さて、そんな星野リゾートのブランド紹介は記事の最後に載せておくとして、今回はその中の「界」ブランドの中から「界 川治(かわじ)」に行ってきたので紹介したいと思います。
ちなみに界のブランドコンセプトは「地域の魅力を再発見」。つまり、全く新しいなにかを作るというのではなく、その地域に元々ある文化を知ってもらい、さらには体験までしちゃいましょう、ということ。界ブランドは全国で14箇所、それぞれの地域の古き良き伝統文化を味わえるということなので、当然、宿によって体験できる内容も異なります。
そもそも界 川治ってどこにある?
川治という地名を聞いてすぐに場所がわかる方はかなりの旅行通だと思います。私は全くわかりませんでした。でも、近くにある有名な場所や施設を見ればピンとくる方はいるはずです。
- 鬼怒川温泉街(鬼怒川観光ホテルなど)
- 東武ワールドスクウェア
- 日光江戸村
- 日光(日光東照宮や中禅寺湖)
車があれば上記スポットへはふらっと遊びに行ける範囲だと思っていいでしょう。ちなみに、鬼怒川温泉街には同じ「界」ブランドのひとつ「界 鬼怒川」が、そして日光の中禅寺湖には「界 日光」があります。星野リゾートは栃木県の日光周辺だけでも3つの「界」ブランドの旅館をもっていることになります。
さあ、それでは中に入りましょう。
エントランス入るといきなり素敵
まるでおしゃれな民族資料館のよう。気さくで挨拶が気持ちいいスタッフさんの説明を受けながらロビーへと案内されます。さすが星野リゾート、トレーニングが行き届いているなと感心するばかり。(心の奥底では、まあまあいいお金払ったからねぇ、とそう易々とは良さを認めようとしないブラックな自分もいたのは内緒です)
窓一面に広がる緑。室内にいるのに森林浴をしているような気分に。天井には、ひょうたんで作られたランプがいっぱい、とても幻想的な空間でした。ひょうたんの形状が全て異なる上に、施されている模様もひとつひとつ全く別のデザインに仕上げられています。非日常的な雰囲気はこうして作られているんですねぇ。
また、コーヒー・紅茶を無料で飲める小さなライブラリーも併設されているので、本を読みながらゆっくりとロビーで過ごすのもあり。
足湯がある宿であれば、到着したらまずは足湯ですよね。川を眺めながら旅の疲れを癒しましょう。足湯最高です。
地元の食材を活かしたお食事
お食事の彩りがどれも綺麗。味もしっかりで文句なしの夕食。でも、一番驚いたのはお米かもしれません。めちゃめちゃうまい!地元の素材ということで栃木県産の新米(銘柄忘れました、、、)なんだそうですが、お米にはかなりうるさい妻も納得のお味でした。最近、夕食が美味いと幸せを感じてしまうようになりました、、、大人になったのかな。
ちなみに、子連れの家族は子供スペースのあるお食事処に通されます。子供が騒いで他のお客様に迷惑をかけないかどうかを気にせずにゆっくりと食事ができるのはありがたかったです。
温泉!大浴場の中は撮影できませんでしたが、露天風呂にもロビーにあったものと同じひょうたんランプがぶら下げられていていい雰囲気でした。温泉の待合室ではアイスキャンデーが無料で食べられます。
だれでも楽しめる里山体験
きな粉作り体験
常設の里山体験コーナーでは無料で「きな粉作り」が体験できます。でも、きな粉作りと聞いてあなどるなかれ。子供たち大喜び、大人も意外とおおはしゃぎ。これ楽しい〜〜〜。見た限りでは宿泊客のほとんどがきな粉作りを試されていたように思います。さらに、時間帯によってはきな粉によく合うわらび餅が無料で提供されるのですが、これがまためちゃめちゃきな粉によく合う。あまり食べたことのない味わいに皆感動していました。
紙すき体験
紙すきによる和紙づくり、これはなかなか普段では体験できないことです。我が家は娘が挑戦しました。かなりテンションあがりながらがんばっていましたが、ばっちりとムラのある和紙が完成しましたw 作った和紙はチェックアウト時にもらえますのでいい記念になるでしょう。しかし、きな粉作りとは違ってこちらの体験は参加人数に限りがあり先着順となります。私はたまたまチェックイン時間よりも少し早く到着したので余裕でしたが、紙すきを体験されたい方は早めの到着をおすすめします。
夜になると縁日が始まる
夜になるとロビーフロアにお祭りの縁日が登場します。夏場は屋外で線香花火ができたり、かき氷や輪投げ、また、栃木の名産であるかんぴょうの皮むきなども体験ができます。非常にレアな体験になることは間違いなしですね。
宿泊者にはおしゃれな風呂敷のプレゼント。温泉に行く際に、これに着替えを包んで持っていくといいらしいです。売店でお土産としても売っていましたが、これだけでも結構なお値段でした。
というわけで、界 川治さん、素敵な夏の体験をありがとうございました。
ただし、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。界とリゾナーレには、元々ある旅館を改築し星野リゾートとして再生した施設がいくつかあります。ですので、施設内には昔のままの雰囲気を残している箇所ももちろんあります。内装全てを作り直しているわけではありません(それなら建て直した方が早いでしょう)。それを味と捉えるかどうかは人それぞれです。ですがそれ以上に、思い出に残る体験やきめ細やかなサービス、美味しい料理があることは間違いありませんので、星野リゾートブランドを体験する入口にはちょうどいいかもしれません。
これから秋の紅葉シーズンが始まりますね。冬になるとこの地域は雪も降ったりするのでしょうか。季節によって楽しみ方もいろいろ。別の界にもぜひ行ってみたいですね。それではまた。
「界 川治」の旅館詳細
星野リゾート「界 川治」
〒321-2611
栃木県日光市川治温泉川治22番地
「界 川治」宿泊予約サイト
「星野リゾート」公式サイト
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