カーボンで軽い&バンド交換が可能なG-SHOCK新製品 GA-2000-1A9JF 実機レビュー
昨年はG-SHOCK誕生35周年でかなり激アツだったカシオさん。35周年記念モデルが続々と発表されましたが、その興奮も冷めやらぬ今年、次世代へとつながる新技術、新素材を備えた新作が早くも登場です。
2019年3月の新製品ラインナップの中から気になるモデルがあったので早速ピックアップしたいと思います。そのモデルはこちら。
「GA-2000-1A9JF」(GA-2000シリーズ)
カラーバリエーションはポップでクールなイエローの他にブルーとレッドの3種類。4月発売のラインナップにはミリタリーカラーを採用した3色も新たに加わります。後でも紹介しますが、レッドのモデルにはデザインの異なる替えバンドが2本ついているので、お値段もその分すこしお高くなっております。
GA-2000-1A9JFを腕に装着した様子
盤面(フェイス)は決して大きすぎることはなく幅広い男性ユーザーの腕に馴染みやすいサイズ感に仕上がっています。新構造のケースデザインになっているので、バンドの根元部分と腕との間に隙間ができるということもありません。
今回のイエローモデル(GA-2000-1A9JF)は色の使い方に一目惚れ。黄色の長針、短針は視認性が非常に高く、中抜きデザインになっているので奥のデジタル表示と重なっても情報を妨げることはありません。また、文字盤左側の9時の位置にある部分は「ディスク針」と呼ばれるもので、モードを切り替えた際などに回転しワールドタイムやストップウォッチなど、現在選択中のモードを示してくれます。この部分がかなりかっこいいんです。ぜひ店頭でモード切り替えを試してみてください。男心くすぐられること間違いなしですから。
GA-2000シリーズはここが革新的
カーボンファイバーで新たな耐衝撃構造を採用
軽くて高強度なカーボンファイバーの強化樹脂ケースの採用で耐衝撃構造を一から見直し、裏蓋を二重構造にすることで裏面への衝撃もしっかりとガードされております。さらに、耐衝撃構造の見直しはボタンデザインにも変化をもたらしました。今までのモデルではケースがボタンをガードするかたちで耐衝撃を担っていましたが、新構造ではボタン自体に耐衝撃化が施されたことで、今までにはない大きめのボタンデザイン&むき出しのレイアウトが可能となりました。GA-2000シリーズが今までのG-SHOCKとはなんとなく違う印象を受けるのはこれが理由かもしれません。
バンドが道具なしで簡単に交換できる
先ほどレッドのモデルにはデザインの異なる替えバンドが2本付いていると言いましたが、G-SHOCKに替えバンド??と思われた方もいらっしゃるかもしれません。そうです、このGA-2000シリーズは、G-SHOCKとしては初となる「工具なしでバンド交換ができる」モデルなのです。耐衝撃構造がどうだとかカーボン素材がどうだとかいうことよりも、私はむしろこのバンドが替えられることの方が衝撃でした。なぜならば、今までのG-SHOCKではバンド部分も耐衝撃構造の一部となっていたため、バンドを無理やりにでも替えてしまうと時計全体の耐衝撃性能が落ちてしまうからです。今回のGA-2000シリーズは耐衝撃構造を根本から見直したことで、バンドの着脱・交換が可能となったというわけです。
しかも、純正の替えバンドでなくてもサイズさえ合えば他社製のバンドでも付け替えは可能とのこと。すでにNATOベルトに付け替えている強者もいるようで、G-SHOCKにバンド交換という新たな楽しみ方が増えましたね。私もGA-2000-1A9JF(イエロー)に合うバンドを探すべく後日トライしてみたいと思います。バンド交換レポートお楽しみに。それではまた。