渋谷ストリームのBaKING SHU(ベイキング シュウ)で極上のあんぱんに出会う
先日開業した渋谷の新たなランドマーク「渋谷ストリーム」。その中にオープンした話題のお店、BaKING SHU(ベイキング シュウ)。フランスパン専門店「メゾンカイザー」の木村周一郎氏が手がけた、新感覚の惣菜パンのお店です。
木村周一郎氏は、あのあんパンで有名な木村屋總本店の7代目として生まれ、しかし家業は継がずに単身渡仏。伝統的なフランスパンの製法を現代に蘇らせ「天才パン職人」として名を馳せていたエリック・カイザー氏に弟子入りし、日本で初めてフランスパン専門店「メゾンカイザー」をオープンさせた人物。
既存の日本のパン屋さんといえば、クリームパンやメロンパンなどの菓子パンや、カレーパンなどの惣菜パンが中心。そことは一線を画し、あくまでフランスパンにこだわってきた木村氏が、ついに惣菜パン、そして満を持してあんパンまでも作ってしまったと聞いたら試さないわけにはいきません…!
限定の「極上あんぱん」は並んででも食べる価値あり
あんパンの木村屋の長男である木村周一郎氏が、フランスパンでの経験を経て初めて作り出したあんパンというだけあって注目度も高く、また限定商品なのですぐに売り切れてしまいます。
この日も午前中には売り切れてしまっていたのですが、店員さんに伺うとお昼頃に第2陣が焼きあがるとの情報が。お昼前に再訪し行列に並び、購入することができました。
その名も「極上あんぱん」。こしあんぱんとつぶあんぱんの2個セットで648円です。ケシの実が乗っているのがこしあん、黒ごまが乗っているのがつぶあんで、つぶあんの方は抹茶入りの緑色の生地となっています。
メゾンカイザーで培ったフランスパンの技法を駆使し、長時間じっくり発酵させた生地は、ふんわりしっとりとした絶妙な食感。木村氏によると、パンでありながらおまんじゅうの皮のような、全く新しい食感を目指したとのこと。こしあんとつぶあんで生地の口あたりや風味も違っており、こだわりを感じます。
そして餡は、和菓子の老舗「榮太樓總本鋪」のあんこを使用。このあんこがまた上品で甘さもちょうど良く、めちゃくちゃ美味です。
ちなみに、1日限定100セットで、朝8時の開店時とお昼の11時半〜12時頃に50セットずつ販売しているとのこと。(※10/24現在の情報につき変更となる可能性があります)その時間の前後には店頭に行列ができますが、並んででも食べる価値ありの逸品です。
その他の個性的なパンたち
店頭には他にも個性的な惣菜パンや食事パンが並びます。松阪牛を使ったコロッケサンド、超厚切りのハムカツサンド、天然海老を使用したエビカツサンドなどなど。厚切りハムカツにはライ麦パン、海老カツにはブリオッシュ…と具材に合わせてパンの種類も変えており、それぞれの味や食感の組み合わせを想像するだけでワクワクしてきます。
今回はこちらの3つを購入してみました。
ジンギスカン焼きそばパン
あんパンと並び人気なのが「ジンギスカン焼きそばパン」。ラム肉を使用したジンギスカン味の焼きそばと、ひまわりの種を練り込んだパンの何とも不思議な組み合わせ。焼きそばは店頭で作っており臨場感抜群なのですが、筆者が購入したものは既にショーケースに並んでいたものだったため、こちらは是非出来たての熱々を食べてみたかったですね。ちなみにもう一種「究極の焼きそばパン」というものもあり、こちらは紅ショウガを練り込んだバターたっぷり生地を使用したリッチバージョン(価格は同じ)となっているようです。
パンストリーム
メゾンカイザーが得意とするハードパン。シンプルだからこそ誤魔化しがきかないプレーンなフランスパンですが、さすがの美味しさ。小麦と酵母の風味が香る生地は、表面パリパリ・中はもっちり。焼きたてをゲットできなければ、ご自宅で焼き直して食べるのがオススメです。(パンを少し濡らしてからオーブンまたはトースターで焼くと、焼きたての美味しさが蘇ります!)
レーズンコッペ
コッペパンといえば庶民の味の代表格ですが、ベイキング シュウのコッペパンはやはりひと味もふた味も違います。ふわふわかつ密度のしっかりした生地に、サルタナレーズンがたっぷり。メゾンカイザーの「ヴィエノワーズレザン」を彷彿とさせるリッチな味わいに、もはやコッペパンの定義が何なのかわからなくなってしまいそうです(笑)
まだまだ試してみたいパンがたくさんありますが、今回はこのへんで。今後の新商品の展開も楽しみなBaKING SHU(ベイキング シュウ)のご紹介でした。
BaKING SHU(ベイキング シュウ)の店舗情報
東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム2F
電話:03-6450-6017
営業時間:8:00〜20:00